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山車作り

 

各若連は、毎年お盆を過ぎると山車作りを始めます。
それぞれの地区において休日はもとより、平日も夜遅くまで山車にのせる人形製作を手作業でひとつひとつ進めていきます。
古より先輩から後輩へと受け継がれてきた「技」を目の当たりにし、人形が完成していく様子を追ってみてください。
是非、お越しの際には、若連にひと声お掛け下さい。

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人形の製作

お囃子の練習

9月に入ると、夜の針道に、笛、太鼓の音が響き渡り、地域の人々にお祭りの近いことを知らせます。
「子若(こわか)」と呼ばれる小学生による太鼓の叩き手も交えて、「角兵衛」「しゃぎり」の2曲のお囃子の練習が行われます。
日を追うごとに上達し、変わっていく笛、太鼓の音色と初秋の虫の声とがあいまって、とても趣きがあります。

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夜の針道に響きわたる笛太鼓の音

​2009年練習の様子 ①

​2009年練習の様子 ②

​2012年練習の様子 ①

​2012年練習の様子 ②

​2013年練習の様子 ①

​2013年練習の様子 ②

​2017年練習の様子 ①

​2017年練習の様子 ②

​2019年練習の様子

町廻り (両日)

祭典中、地域の子供たちに引かれた山車が針道の町内を2時間ほどかけてゆっくりと練り歩きます。
「町廻り(まちまわり)」というこの慣わしは、昼夜数回にわたり行われますが、太鼓台に灯された提灯のあかりが夜の町内を照らす光景は美しく、あばれ山車の激しさとはまた違ったお祭りの良さを感じることができます。
午前でも午後でも誰でもお好きな山車を引くことができます。
お越しの際には、お気軽に手綱につかまってみて下さい。
山車を引いてくれた子供たちには、おみやげを用意しています。

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針道を照らす太鼓台の提灯

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ライトアップされた山車

鏡開き (1日目 午後1時45分頃)

神輿渡御の前に
JAふくしま未来東和支店前にて鏡開きを行い、樽酒は観客の皆様に振る舞われます。

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広がる樽酒の香り

神輿渡御 (1日目 午後2時頃)

本当の意味でのお祭りのメインとなるのは、あばれ山車が行われる日の前日です。
山車と共に諏訪神社に参拝し、厳粛な中で例大祭の御儀が行われ、御神体はお神輿に乗って、御仮屋(おかりや)と呼ばれる針道の町内に作った、言わば神社の出張所まで下りてきて、その後、町を廻る神輿渡御(みこしとぎょ)が行われます。
御神体をお神輿に移す際に、参拝した人々は頭を垂れ、その業を目にすることはありません。
なぜなら、御神体は尊い存在で、幼い頃からその存在を目にすると失明してしまうと信じられているからです。

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1799年に作られたお神輿

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お神輿に続く神社役員の方々

記念撮影 (1日目 午後3時頃)

午後の町廻りの途中、
東和文化センターにて記念撮影をします。
毎年あばれ山車のポスター紙面に使われる写真は、この時に撮影されます。
是非、カメラ持参でお越し下さい。

​勢揃い

あばれ山車 (2日目 午後1時30分頃)

メインイベントとなる「あばれ山車」。
山車を押したり、まわしたりすることを「山車もみ」と言います。
笛、太鼓の音、そして「ヨイヨイ!!」という若連の掛け声と共に、けたたましい音をたてて車輪が転がり、山車がぶつかり合りあいます。
ぶつかった瞬間は、すさまじい轟音が響き渡ります。
7台の山車がおよそ2時間にわたり、町内を駆け巡ります。
鳥肌がたち、アドレナリンは出続けることでしょう。
そして、観る人の心の奥深く眠る「日本人の魂」を揺さぶるでしょう。

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​轟音

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​揺れる大地

神輿還御  (2日目 午後4時30分頃)

激しくぶつかり合った山車が御仮屋前に到着すると、その後、町内に出張していた御神体を諏訪神社まで送っていく、神輿還御(みこしかんぎょ)が行われます。
各若連の中から、新しく若連に加わった人、卒業を迎える人、子供を授かった人などが選ばれ、白鉢巻に結び変え、神輿を担いで、諏訪神社へ向かいます。
道中、御神体が帰ってしまうことへの寂しさからか、神輿の順調な進行を妨げ、神輿にくくりつけた綱を引いたり、右へ左へ、時には稲刈りを終えたばかりの田んぼへと入り込む人も現れます。
「けんか祭り」と呼ばれる由縁には、このシーンも含まれるのだと思います。
是非、あばれ山車の後も、ご一緒に諏訪神社まで詣でてみてください。

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​神輿奉送

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「けんか祭り」たる由縁のひとコマ

解散式 (2日目 午後10時頃)

名残惜しく最後の町廻りを終えると、太鼓台と7台の山車と全若連は、
JAふくしま未来東和支店に集結して、解散式を行います。
数ヶ月をかけて作り、あばれ山車でいささか傷ついた人形とも、仕事の合間をぬってお祭りの準備をして、あばれ山車でエネルギーを出し尽くした仲間たちともしばらくの間お別れとなります。
勢揃いした山車と若連全員に大きな拍手を送って下さい。

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​名残を惜しむ解散式

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